2009年5月8日金曜日

I wanted to win this really bad.

今日はちょっと趣向を変えて「アメリカズ・ネクスト・トップモデル」(原題:America's Next Top Model)です。モデル志望の女子を集めて、次のトップモデルを決めるオーディション型のリアリティテレビです。元スーパーモデルで現在もモデルやトークショーの司会などで活躍するタイラ・バンクス(Tyra Banks)がホストを務めています。日本でもサイクル2まではFOXで放送されていたようなのですが、今は見られないようです。全米では今サイクル12が放送中なので、それだけでも人気ぶりがうかがえると思います。

私もこの番組大好き!!わりと普通だな~っていう感じの女の子が、モデルメイクをしてカメラの前に立つと大変身したり、女子を集めたオーディション番組にありがちな女子同士の激しいバトル、英語で言うならcatfight ってやつがものすごかったり、みんな勝ちたいので主張が超激しかったり、そんなのが面白いです。今やってるサイクル12も、女子同士のバトルがすごかったし、未だに1人、わたし的に性格がどうしても好きになれないキャラの子が残ってて、見ていてイライラしてます(笑)。あ、それからホストのタイラがいちいち大袈裟でその辺も見ていて若干恥ずかしいんですけど、それもまた面白いです(笑)。

英語的にもいわゆる普通の女の子が、普通に普段話しているような会話が聞けるので、ドラマや映画以上に実はナチュラルな英語が聞けるし、ドラマのようにストーリーを追うような感じでもないので実はリアリティショーが英語的には簡単な傾向にある気がわたし的にはしていて、とっても勉強になります。

さて、そんな「America's Next Top Model」から、今日取り上げるのは下の動画、1分36秒辺りです。




"I wanted to win this really bad."


サイクル9の動画なんですが、3人から最後に決勝に残る2人が選ばれるシーンです。ここで落とされてしまったのがジェナ。この子もオフカメラだと普通のカワイイ子なんだけど、カメラで撮影されるとほんっとうにモデルさん!!っていう綺麗な写真を撮られる子だったんですが、とりあえず性格がきつくて、それがコンペティションの要所要所で問題になる子でした。で、結局この時ジェナに勝って決勝に残ったセリーシャが最後優勝したんですけどね。

そんなジェナがオーディションからeliminate (除外するっていう意味で、オーディション系の番組を見ていたら、必ず使われるので覚えておくと良いと思います)されてしまって、最後に言っているのが今日取り上げた一言。ポイントはbad です。bad っていうと、「悪い」っていう意味がまず思い浮かびますよね?そして日本語の「ヤバイ」と同じ発想で「すごくいい」「素晴らしい」っていう意味もあります。awesome とかcool とかと同じような意味ですね。ただここでの使われ方はそのどちらでもなく、「とても」とか「ひどく」と言った意味になるbad の使われ方。それこそ、ここで使われているように、「~が超欲しかった」とか「~を超やりたかった」とかいう文脈でよく聞きます。ここのジェナも「本当にとにかくこのコンペティションに勝ちたかった」って言っている感じです。

これ、オーディション系のリアリティショーにはよく出てきます。ということで、「アメリカン・アイドル」(原題:American Idol)からも動画、取り上げてみます。17秒辺りです。



今や超人気カントリーシンガーとなった、「アメリカン・アイドル」シーズン4の優勝者、キャリー・アンダーウッドのオーディション時の様子です。このオーディションを突破すると、ハリウッドで行われる次のラウンドに進めるんですよね。キャリーは「遠くに行ったこともないし、飛行機に乗ったこともないし。」と言った後で、I wanna go to Hollywood really bad. って言ってます。上のジェナの例と文の構造が同じですよね!?ここも「ハリウッドに本当に超行きたいんだよね!!」って言っている感じになります。

実は昨日取り上げた「アグリー・ベティ」の動画にも、似たような表現があったんです。5分3秒辺りです。



詳細は昨日のエントリーを見て頂くとして、自分が作ったパーティのフライヤーに詳細が全く書かれていないことに関して、アマンダ(ベッキー・ニュートン)がベティ(アメリカ・フェレーラ)に説明しているのがこのセリフ。If they wanna be there badly enough, they'll figure all that out. ここは、badly が使われているんですが、ここも「悪く」とかいう意味ではなく、上で取り上げたbad の例と同じく「とても」という意味。very much と同じ感じです。だからここではアマンダが「もし本当にそのパーティにどうしても参加したい!って思うなら、みんなその辺のことは自分で解き明かすわよ」と言っている感じかなと思います。

英語って同じ単語でも色々な意味があるから、その辺が難しいところですよねー。文脈によって意味が変わったりするので。bad にもこんな使い方もあるんだよ、というところで、耳にする機会はかなり多い使われ方なので、どんな状況で使われているのかも含めて覚えておくと良いと思います!!


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