2009年5月4日月曜日

She is pissed off.

今日は「Lの世界」です。このドラマでティナを演じていたのがローレル・ホロマン。自身はバイセクシャルであることを公言しているローレルですが、結婚もしていて1人目の娘ローラ(Lola)ちゃんを妊娠していた時に、それが「Lの世界」のストーリーに組み込まれ、ティナが人工授精で妊娠した娘、アンジェリカの妊娠・出産ストーリーになっていきました。そんなローラちゃんはシーズン3でティナとベットがアンジェリカを連れて行ったベイビーたちのお遊戯クラスに、アンジェリカのお友達役(って言うんですかね?)でチラリとドラマ出演もしているらしいです。そんなローレル、出身はノース・カロライナだそうで、彼女の英語はSouthern accent が結構強いので、私はちょっと聞きづらいです。

さて、そんな「Lの世界」から今日取り上げるのは、下の動画2分2秒辺りのこちらのセリフ。



"She is pissed off."


自分の映画脚本のアイディアが、ジェニー(ミア・カーシュナー)が書き上げて大金で売った脚本に使われていると知って、大激怒のアリス(レイシャ・ヘイリー)。ジェニーの所に文句を言いにいくのですが、ジェニーはただの偶然だと言って聞き耳持たずです。挙句の果てには「アイディアの泉ってものがあってね。ライターはみんなその泉から水を飲んでいるのよ(だからアイディアが似てしまうこともあるって暗に言ってるわけですね)」(It's something called the idea well, OK? There is a well. All of the writers drink from the same fountain.)と言い出す始末。

怒ったアリスはシェーン(キャサリン・メーニッヒ)にも「もしあんたがあの嘘つきで人のものを盗むような蛇(ジェニーのことです)と関係を持ち続けるんだったら、私、神に誓ってあんたと友達止めるからね!!」(If you continue to shack up with this fucking lying, stealing snake in the fucking grass, I swear to God I cannot consider you to be my friend anymore.)って言っています。そこでイマイチ状況がわからないシェーンはジェニーに何が起きているのか聞くんですが、ジェニーは「私が脚本のアイディアを盗んだって勘違いしてるみたい」(I guess she has some misguided idea that I stole the idea for her screenplay.)と言うのみ。そこでシェーンが発しているのが今日のセリフです。

pissed は「怒って」という意味の単語。綺麗な表現ではありませんが。そして、pissed off で「カンカンに怒って」とか「ムカついて」という意味になる表現です。だからここのShe はアリスのことだから、シェーンが「でもアリス、激ギレしてるよ!」って言っている感じになりますね。この表現、綺麗な表現ではないので使う時は使って問題ない相手に対して使った方がいいとは思いますが、I'm so pissed off. (マジで超ムカついた!)とかかなり使い道あると思うので、覚えておくと良いと思います。

そんなわけでこれもネイティブが普通によく使う表現なので、別の動画でも見ておきましょう。こちらはドラマではないんですが、「Lの世界」にティナ役で出演していたローレル・ホロマンが若い頃にこれまたレズビアン役で出演していた映画、「2ガールズ」(原題:The Incredibly True Adventure of Two Girls in Love)から1分30秒辺りです。「Lの世界」ではどちらかと言えば、女性らしい役だったローレルですが、この映画では超ボーイッシュ!ショートカットだし、ハーフパンツ履いたり、スニーカー履いたり。そして若い!!(笑)10年以上前の映画なので、当然ですよね・・・。でもとにかく、この映画のローレルはほんっとカワイイです!ということで話がそれましたが、動画チェックしてみましょう。



ローレル演じるランディが高校の同級生、イービーとダイナーで話をしているシーン。2人の距離が接近しつつあるシチュエーションで、お互いが身の上話をしています。そこでイービーが言っているのが、次のセリフです。my parents split up when I was four, and my dad, he remarried a white woman, which... it kind of pissed my mom off. (うちの両親は私が4歳の時に離婚して、パパは白人女性と再婚したんだよね。ママはそれにかなりムカついたみたいだけどね)。ここのpissed off は過去形だからpissed になっていますけど、形としては「piss 人 off」の形を取ってますね。「piss 人 off」で「(人を)怒らせる」「ムカつかせる」「イライラさせる」という意味。なので、このセリフは「父親が白人女性と再婚したという事実が、自分の母親をムカつかせた」と言っている感じになります。

と見てくると今日1つ目に取り上げた例はbe pissed off という受身の形になっていたことがわかりますね。Alice is pissed off. (アリスは超ムカついている)とJenny pisses Alice off. (ジェニーがアリスを激怒させる)の違いですね。Jenny pisses me off!!! ってもしアリスが言ったとすれば、「ジェニー、マジムカつく!!」って言っている感じになるってことです。

一瞬ちょっとわかりにくいですけど、丸ごとシチュエーションとセリフで覚えてしまえば間違えないと思いますので、是非覚えて使ってみましょう!!あくまでも丁寧な表現ではないということは、忘れずに!!


少しでも勉強になったよ!!という方は、励みになりますのでぜひ応援クリックお願い致します!!
にほんブログ村 英語ブログ 英語リスニングへ
にほんブログ村

1 件のコメント:

  1. “he was pissed”を調べていて此方に辿りつきました。"off"が付くことで、少しニュアンスも異なるようですね。「この表現、綺麗な表現ではないので使う時は使って問題ない相手に対して使った方がいいとは思います」覚えたての表現は、うれしくなってついつい使ってしまいます。注意が必要ですね。アドバイス有り難うございます。

    返信削除