2009年8月7日金曜日

She agrees with you.

1980年代初め、若者文化のリーダー的存在となったLA郊外のサンフェルナンドヴァリーの高級住宅街に住み、ファッションに敏感、お買い物大好き!な十代の女の子達のことを、Valley Girl(ヴァリーガール)って呼んだ様なのですが、それが転じて今ではカリフォルニア訛りがもっと強くなったみたいな話し方をする若い女の子たちがのことを「あの子はValley Girlだ」って言ったりします。彼女たちの話し方の特徴としては、like とか actually とか totally とかを連発して、全体的にダラっとした発音で、疑問文でもないのに全体的に語尾が上がる(これは若者全体的に多く見られる特徴な気がするけど)という感じ。元々のValley Girl のイメージから、パリス・ヒルトンみたいにショッピングや自分の外見、社会的地位などが主な関心事で頭はあんまりよくない、みたいなイメージがこういう話し方する女の子にはあるみたい。

でね、何でこんなことを書いているかというと「Dr. House」の出演者がDVDの特典映像として、このValley Girlのしゃべり方でシーンを撮った映像があるんです。これを見たら、しゃべり方の特徴がよくわかるかも。若い女の子のしゃべり方をたくさん聞いたことがある人は、「あぁあぁ!こういうしゃべり方する、若い女の子いるねー!!」って思うかも。


カディ役のリサ・エデルシュタイン(Lisa Edelstein)、ウマ過ぎ!(笑)。Where's Stacey? って聞かれたのに対する、リサの She's like totally in Baltimore. とかほんと爆笑。ここの、like も totally も意味はほとんどないんですよね。あえて言えば日本語でいう「ていうか」とか「超~」みたいな感じかな。後は、You need to, like, call House's dad and mom or, no, tell him that they called that would be really funny. の部分で mom の後や funny の後で語尾が上がっているんですけど、こんなのとかね。特徴的です。若い女の子でここまでひどくないにしても、わりと似たような話し方をする子がいるので、こういうベタッとした話し方にも慣れておくといいかもね!(うーん、どうだろう?(笑))

ということで今日は「Dr. House」から下の動画、7秒辺りのこちらの表現を取り上げます。



"She agrees with you?"


Dr.ハウス(ヒュー・ローリー)と彼のチームのメンバーが担当する患者について話をしているシーンです。ハウスがカディが担当していていて下痢と診断した少年の患者をもっと重大な症状だとして、勝手に診療しようとしているので、それを聞いたチェイス(ジェシー・スペンサー)がハウスに聞いているのがこちらの質問です。

She agrees with you that this is something more than gastroenteritis? 医療用語が入ってしまっているのでちょっと難しくなってしまってますが、注目したいのは agree with の部分。 agree with 誰々、で「誰々に賛成だ」「誰々と同意見だ」みたいな意味になる表現です。ここでは、She agrees with you that ~ という形なので、「彼女は~(that 以下)という意見に賛成だ」とか「彼女は~(that 以下)と同意見だ」という意味になります。つまり文章全体では「カディはこれがただの胃腸炎じゃないって意見に同意しているんですか?」ってチェイスがハウスに聞いている感じです。

この agree with も中学生の時に習ったような記憶ですけど、それだけによく使われる表現。ということで、他にはどんな状況で使われているか見てみます。「Lの世界」から1分18秒辺りです。


朝帰りしたシェーン(キャサリン・メーニッヒ)とティナ(ローレル・ホロマン)とベット(ジェニファー・ビールズ)が話をしているシーンです。シェーンの彼女ジェニー(ミア・カーシュナー)がシェーンに写真スタジオをプレゼントしたので、「そこで夜をすごしたの?」(Did you spend the night in your studio?)と訪ねたベットにシェーンは「スタジオはジェニーが使ってるから、私はアリス(レイシャ・ヘイリー)といたんだ」(No, Jenny is using it. I was just with Alice.)って言ってます。それを聞いたベットは、そのスタジオはジェニーがシェーンに1人になれる場所としてあげたはずじゃなかった? と言ってジェニーがスタジオを使っていることに否定的。

挙句、「ジェニーはあなたに何かあげれば、代わりにあなたから何か取り上げられるからそうしたんだと思うわ」(I think she needed to give you something so she could have something else to take away from you.)とまで言い出す始末。何でベットがこんなにジェニーに辛く当たっているのかにはちゃんと理由があるんですけど、そこは割愛。それを聞いてシェーンはベットの言うこともわかるけどといった上で、「ジェニーはそんなに計算高くないって思いたいよ」(I'd like to think she's not that calculative.)って言ってます。

そこで聞いていたティナが、Yeah, I have to agree with Shane. って言ってます。agree with Shane だから、「シェーンに賛成」ってことですよね?ということで、全体では「私はシェーンに賛成だな」って感じ。

使い方、難しくないですよね?これも結構よく使われる表現だし、相手が何か賛成できる表現を言った時なんかに I agree with you! (私もそう思う!)みたいな形で使えたりもするので是非覚えて使ってみましょうねー!!


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